
2024.07.05 X-NEOKET
NEOKETは、バーチャル空間での「交流」に重点をおいたオンライン即売会で、初回は2021年1月に開催されました。クリエイターとファンが同じ空間に集まりコミュニケーションを楽しむ即売会の醍醐味を、自宅で体験できるイベントです。
6回目の開催となる2024年から、BOOTHで成長が著しい3Dカテゴリにフォーカスした内容へアップデートし、イベント名も「X-NEOKET」に変わりました。
2024年は約300サークルが参加し、11日間の開催となりました。
X-NEOKETの開催に先駆け、xambrは500人のユーザーが同時に一つの仮想空間に接続することを可能にしました。
これにより、大規模なイベントや交流がよりスムーズに実現できるようになります。例えば、バーチャルカンファレンス、ファンミーティング、ライブなど、さまざまな大規模イベントをオンラインでインタラクティブに実現可能になります。
リアルタイム通信を担うゲームサーバーにはMagicOnionというgRPCのフレームワークを技術採用しています。大量のアバター表示に最適化し、端末ごとに最適な描画数及び通信帯域制御を行うことで多人数同時入室を実現しています。
独自のアルゴリズムにより、遠方のユーザは軽量なアバターを表示することで、多くのアバターの描画に対応しつつVRMアバターの表示に対応しました。
VRM形式のアバターをxambr上で利用できるようになりました。
これにより、ユーザーは他のプラットフォームでも利用しているVRMアバターをxambrでも利用することができるようになり、より個性豊かにxambr上の空間を楽しむことができます。
参加型の展示会が簡易に実施できる、出展ブースの入稿システムも構築いたしました。
出展者の権限を持つユーザーは、xambr上でブースのデザイン、レイアウト、展示している画像やVRMモデルを編集することができます。例えばX-NEOKETでは出展ブースを3つのデザインから選ぶことができ、そこに画像やVRMモデルを配置できます。
このブース編集機能によって、ユーザー参加型の展示会や即売会といったイベントがより簡単な形で開催できるようになりました。
関連記事はこちら
ambr、BOOTH主催の3Dオンリー即売会『X-NEOKET』の企画協力および開発を担当
ambr、バーチャル体験プラットフォーム「xambr」をアップデート。新たに同一空間への500人の多人数接続や、VRMアバターへの対応、出展ブース入稿システムを実装。